14歳の君へ②
最近、よく「教養」という言葉を聞くんだ。
教養…
おとーさん世代は「一般教養」っていう言葉がなじみ深いんだけど。
近頃は、小学生も教養を身につけた方がいいらしい。
それで、ちょっとおとーさんなりに考えてみたんだけどね。
昔、情報がテレビや雑誌しかなかった頃は、
家族と共通の話題としてテレビの番組の話題やニュース、新聞の話題があったと
思うんだ。
でも、インターネットが一人一人のパーソナルなものになったことで、
一人一人、興味がある情報だけを取捨選択するようになっているんだと思う。
小学生だって、やれ習い事だ、塾だと忙しければ、家族との会話は必然的に減るよね。
そうすれば、親の仕事の話だって聞くことなんてないだろうし、大人の会話の中に子どもが交ざることも少なくなる。
いわゆる「雑学」として「知っている」知識が少なくなっているんじゃないだろうか?
だから、あらためて「教養」を身につける必要があるんじゃないのだろうか?
でも、おとーさんは思う。「雑学」としての「教養」は大事だ。
知らなくてもいいことも多いかもしれないけど、知っているに越したことはないことは
たくさんある。
おとーさんは君といろんな話がしたい。
別に堅っ苦しい話だけじゃなくていいから、
あーでもない、こーでもないと君と話せたら嬉しいな。
親としゃべる時間なんてないかもしれないけど、
いっぱいしゃべろうぜ。
な。