2020-01-07 0歳の君へ① 0歳。 父となってからの最初の1年。 君は本当にすくすくと育っていた。 父も母も君のことを本当に大切に大切にしている。 生まれてすぐの冬。 君はインフルエンザに罹った。 母もかかった。父も熱を出した。 その時、母は強かった。 熱があるにも関わらず、君の看病をし、 乳を与え続けた。 父は何もできなかった。そんなときの父は無力である。 しかし、40度の高熱を出す君を見て 本当に心配で心配で。 真っ赤な顔、苦しそうな息。 自分の風邪なんていつかは治る。 でも、もし君に何かがあったら。 そんな思いになった。