子どもたちへ

2021年1月現在 6ヶ月の娘と5歳の父。君に遺したい記憶。言葉を綴ります。本棚の片隅にある日記を見つけたくらいの感じで読んでもらえたら。

0歳の君へ①

0歳。

父となってからの最初の1年。

君は本当にすくすくと育っていた。

父も母も君のことを本当に大切に大切にしている。

生まれてすぐの冬。

君はインフルエンザに罹った。

母もかかった。父も熱を出した。

その時、母は強かった。

熱があるにも関わらず、君の看病をし、

乳を与え続けた。

父は何もできなかった。そんなときの父は無力である。

しかし、40度の高熱を出す君を見て

本当に心配で心配で。

真っ赤な顔、苦しそうな息。

自分の風邪なんていつかは治る。

でも、もし君に何かがあったら。

そんな思いになった。