4歳の君へ③
君は4歳になってからもたくさん熱を出した。
風邪はもちろん、
溶連菌やらヘルパンギーナやら今まであまり馴染みのなかった病気たちにやられていたね。
その度に病院に通い、治るまで心配が続いて。
特に高熱か出て君がくったりしているときは、
家の中が静まりかえっている感じだったよ。
そして、初めて救急車も呼んでしまった。
そのとき、めったに「痛い」と言わない君が「お腹と頭が痛い」って顔を歪めたんだ。
おとーさんも、おかーさんも、焦って救急車呼んで、病院に駆け込んだ。
結局、大事には至らず、無事に回復したから良かったけど、あのときは本当に焦った。
今、君が屈託なく笑うその顔は本当に父の宝物です。
感情豊かな君の表情はどんな時でも父の眼に焼きつきます。
これからもとにかく元気に成長してください。
それだけが父の願いです。